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【鍼灸】治らない頭痛の治し方【セルフケア】

・頭痛は薬でなんとか対処している

・頭痛がひどくて仕事にもいけない

・いつ頭痛が起こるか分からないから怖い

・病院に行ったけど特に何もないと言われた

・痛みが強くて日常生活に支障をきたす

 

みなさんはこのような頭痛でお困りではありませんか?

現代医学では頭痛外来などができているようですが、重大な病気でない限り明確な対処法はないと言えます。

そんな頭痛に対して東洋医学では古来から対処方法が確立されているのをご存じですか?

今回はそんな頭痛についてお話していきます。

頭痛への対処法の問題点

 頭痛に対する分類は現代医学でも細分化されているようですが、実用的だとは言えません。まず初めに現代医学的な頭痛の分類について説明していきます。

当記事を読まれている方は頭痛についてすでにお調べしている方が多いと思いますので、

簡単に解説していきます。

 

大まかに分けて二つの頭痛があります。

・一次性頭痛

・二次性頭痛

 

 一次性頭痛とは、頭痛そのものが病気である場合の頭痛を言います。

特に脳には異常のないものを言います。

例えば筋緊張頭痛・群発頭痛・片頭痛などが当てはまります。

これらに対して用いる薬物の使用頻度が高いと薬物乱用頭痛と呼ばれるものもあります。

日本人口の8.4%の人が頭痛に悩まされており、女性は男性の3倍もの数の人が頭痛であるというデータがあります。

 

 二次性頭痛とは、他の病気によって発生する頭痛のことを言います。

緊急を要する脳出血やクモ膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎などが当てはまります。

この場合、すぐに救急車を呼んで対処しなければ命に関わる重大な疾患です。

 

以上が現代医学的な分類です。

一次性頭痛では頭痛チェックノートを用いたり、薬を服用することで頭痛に対してアプローチしていきます。

二次性頭痛は原因となる病気の治療が優先されます。

頭痛に対する問題点

 当院で頭痛の患者さんに聞くのが、前頭部、側頭部、頭頂部、後頭部のどこが痛いのか?どのように痛いのか?です。

部位によって全く治療方法が異なり、日常生活で気を付ける内容も異なります。

現代医学ではそのような細かい分類まではされていないため、問診したとしても治療法は薬を飲んで症状を抑えましょうということになります。

 

チェックノートは頭痛が起こる法則を見つけることに手助けとなりますが、

そういった視点で見ない限り治すことは難しいでしょう。

では続いて東洋医学ではどのような分類を行うかご紹介します。

東洋医学的頭痛の分類

 今回ご紹介するのは慢性的に続く一次性頭痛についてです。

東洋医学では頭痛に対してかなり明確な分類がされており、痛みの部位・性質によって治療方法や生活習慣の見直し方が異なります。

部位別分類方法について


皆さんはどの部位に頭痛を感じやすいですか?

①前頭部(おでこ)

②後頭部

③側頭部

④頭頂部(頭のてっぺん)

恐らくこのどれかか、複合していることが多いでしょう。

では頭痛が起こる原因についてお教えします。

 

①胃腸の問題

②冷え

③イライラor感覚器の使い過ぎ

④のぼせ

 

となっています。

 

①胃腸の問題について

一番多いのは飲みすぎた日の二日酔いなどで経験される人が多いです。

胃腸に負担がかかることで前頭部が重くズーンと痛い頭痛は胃腸の問題によるものです。

 

②冷えについて

後頭部は冷えによる頭痛が多いです。

冷えによる症状は意外にも夏場に多く、汗をかいた状態で涼しい場所に入ると冷えてしまいます。

他にもギューッと頭が締め付けられるような痛みも冷えによる症状です。

 

③イライラor感覚器の使いすぎ

側頭部は2種類の原因が考えられます。

ストレスや考え事、悩み事が多いと側頭部に痛みが起こります。

側頭部には噛み締める筋肉である側頭筋があるため歯ぎしりや食いしばり等のストレスによる症状が影響しやすい部位です。

感覚器が問題の場合は目の使いすぎが多いです。

デスクワークやスマホの使いすぎによる症状が多いです。

 

④のぼせ

頭のてっぺんに痛みが起こるものは「のぼせ症」の人に多いです。

のぼせとは頭が興奮して熱がこもっている状態の事を言います。

イライラや目の使いすぎとも関係があるため複合している事が多いため、同時に対処しなければなりません。

 

その他

後頭部と首の付け根にある部位は目の使いすぎによる症状が多く、これもデスクワーカーに多い症状です。

他にも目の奥が重痛いような感じがある場合はそのまま目の使い過ぎによる症状です。

頭全体がギューッと締め付けられるような痛みは冷えによる症状です。

分類別対処法について

 頭痛と一括りにするのではなく、部位や性質によって分類しなければ治るものも治りません。まずはご自身がどのタイプの頭痛がよく起こるのか、また思い当たる原因は何なのかを考えてみましょう。

 

では上記した部位別の頭痛に対する対処方法をご説明します。

①胃腸の問題による頭痛(前頭部)

このタイプの頭痛は食事内容が大きく関わってきます。

脂っこいものや刺身、辛い物などは控えるようにし、消化に良いものを食べるようにしてください。

炭水化物などの胃に残りやすい食べ物は控えるようにしましょう。

お酒もダメです。

特にビールは胃だけでなく体全体を冷やすためやめましょう。

 

摂取する食事が良くても胃腸の機能が弱っていると食べ過ぎの症状がでます。

普段から散歩やスポーツをして足を良く動かすようにしてください。

②冷えによる頭痛(後頭部)

後頭部の頭痛は冷えであることが多いです。

まずは、首回りが冷えないよう就寝時は首にタオルを巻くようにしてください。

お風呂に入ったときに熱めのシャワーを肩甲骨と肩甲骨の間あたりに当たるようにして数分シャワーを当て続けましょう。

普段の注意点はカイロなどを使って温めるのではなく、冷えないようにしてください。

服装はもちろんのこと、汗の処理がとても大事です。

 

汗をかいてそのままにしておくのではなく、こまめにシャツを変えるようにしましょう。

汗で濡れた服は特に体温を下げてしまいます。

③イライラor感覚器の使い過ぎ(側頭部)

側頭部の頭痛には二つの原因が考えられます。

イライラの場合はその原因となるのものを取り除けば良いですが、このご時世なかなかそうはいきません。

そのため当院では体を動かすように指導しています。

できれば一人で気楽にできるものが良いです。

ボクシングはかなりオススメです。

 

感覚器の使い過ぎによるものは特に目の使い過ぎです。

側頭部から首の付け根に症状が出たり、目の奥が重たいなどのパターンもあります。

仕事上やむを得ない場合は仕事の合間に両手の平を目に当てグッと押してみましょう、

机に肘をつくような形が力が抜けてやりやすいです。(強く押しすぎないようにしてください)

他にはデスクワークの途中に必ず休憩をはさんでください。

休憩無しと一時間に一回3分でもいいから休憩をとるのでは、

その後の疲労度がかなり変わります。

④のぼせ(頭頂部)

頭に熱を持ち下半身が冷えた状態をのぼせと言います。

東洋医学では上実下虚というもので上半身に熱を持ち、下半身が冷えているのでこの症状も運動をよくするのが良いです。

頭を氷水で冷やすとスーッと熱が引いていく感覚があると思いますのでそちらも試してみてください。

 

まれに高齢の方で早朝に頭頂部の頭痛がするという人がいますが、東洋医学では体がかなり弱っている人に多い症状と言われています。

また別の対策が必要となるのでその場合はご相談ください。

当院独自の鍼灸治療について

 当院ではこれらの頭痛に対して明確に分類し治療を行います。

部位の問診はもちろん、舌・お腹・脈・ツボの反応といった東洋医学的な治療に欠かせない診察方法を行っていきます。

患者さんの体質を見極め、患者さんに合ったツボへの治療と生活習慣の見直しをお教えします。

鍼灸のみではなく当院は手技(手で行う治療)療法も得意としており、

デスクワークなどで痛めた肩・首など部位に対して施術を行っていきます。

治療頻度について

 出来れば週に2回あるとこちらも症状の変化に対応しやすく治療を行いやすいです。

症状が良くなってくると頻度を徐々に減らしていきます。

患者さんの中には健康管理の目的で週に1回治療に通われている方もいらっしゃいます。

治療料金

1回:¥5000(初診・再診含む)

10回回数券:¥40000

 

子どものハリ

1回:¥1000(初診)

お問い合わせについて

 大変申し訳ありませんが当院では初診の方のみお電話での対応は行っておりません。

お手数ですがメールもしくはLINEでのご連絡をよろしくお願いします。

アクセス

当院前は一方通行となります。

ローソン側の道路からお入りください。

住宅路のため道が細くなっています。自転車や子どもの飛び出しもあるので気を付けて起こし下さい。

 

治療院前に駐車スペース1台